10円カレーの日：チャリティーと歴史の融合
毎年9月25日、東京の日比谷公園にあるレストラン「日比谷松本楼」では、特別なイベントが開催されます。それが「10円カレーの日」です。このイベントは、1973年に始まり、今年で52回目を迎えま。
10円カレーの始まり
「10円カレーの日」は、1973年に日比谷松本楼が再建されたことを記念して始まりました。1971年、沖縄返還協定に抗議するデモ隊によって放火され、松本楼は焼失しました。しかし、全国からの励ましの手紙や支援を受け、2年後の1973年9月25日に再建されました。この再建を記念し、感謝の意を込めて「10円カレー」が提供されるようになったのです。
チャリティーの精神
このイベントの最大の特徴は、カレーが10円で提供されることです。通常は1100円のビーフカレーが、10円で味わえるのです。さらに、この10円は全額が寄付金として活用されます。これまでに約11万人が参加し、約2900万円が寄付されました。寄付金は、NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」など、さまざまな団体に届けられています。
2024年の10円カレー
2024年は、松本楼の創業121周年を迎える年です。今年の「10円カレーの日」は、9月25日に開催されます。今年からは、創業年数にちなんで121円以上の寄付をお願いすることになりました。この変更は、より多くの寄付金を集め、支援先に多くの資金を届けるためのものです。
参加方法
「10円カレーの日」に参加するには、当日の日比谷松本楼に足を運ぶだけです。先着1500人が対象となりますので、早めに行くことをおすすめします。イベントは午前11時から始まり、カレーがなくなり次第終了となります。
まとめ
「10円カレーの日」は、歴史とチャリティーが融合した特別なイベントです。美味しいカレーを楽しみながら、社会貢献もできるこの機会に、ぜひ参加してみてください。
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